「1歳になった息子を子育て中の30代ママ。
息子がほとんど「指差し」をしません。
自閉症?かもと心配です。
私(母親)の視線をおってみたり
アイコンタクトはとれているのですが
「指差し」がまだなく心配です。
自閉症などの発達障がいがある場合にも
「指差し」がないことがあると聞きました。
体験談がありましたらお願いします。」
こんにちは。
型破りママ☆レイコです。
シングルマザーでも
・海外に住みながら
・自閉症の息子ミスタームーン
・ADHDの娘ミスサンシャイン
子ども達とタッグを組んで
人生を冒険中!
今回のそのお悩み、「レイコ白書」にまとめました。
ミスタームーンの経験から
・「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」「指差し」する・しない?【体験談】
についてお伝えします!
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子の「指差し」は徹底して限定的だった
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子
ミスタームーンの「指差し」
「指差し」はあったのか?
「指差し」なかったのか?
「指差し」はありました。
ですが
徹底して「限定的」な「指差し」です。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子の「指差し」は「食事時」だけだった【幼少期】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーンが
人差し指を使って
ポイントアウトする時
それは
決まって
「食事」の時。
それ以外は
「指差し」は全く
発動されなかったのです。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子の「指差し」が食事の時だけあった理由【母の考察】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子
ミスタームーンの「指差し」が
なぜ「食事の時」だけあったのか?
1歳前後の
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子の思考回路
かなり冷静で判断力があったものと
今は感じるのです。
ミスタームーンは
生まれた時から
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」であり
生まれた時から
「食べること」に非常に関心がありました。
基本
日常生活では「クレーン現象」が
彼の手段。
でも
「食事」というのは
すでに
食べるセッティングが整っていて
自分(息子)は椅子に座らされている。
テーブルには食事が並び
母親はスプーンをもって
食事の補助をしようとしている。
自分(息子)は食に関心が大ありで
食べたい。
この状況なら
「クレーン」しなくて
「これちょーだい」って
指示すれば済む。
(指差すだけのほうが
クレーンやってるより
早く「食べる」につながる)
こういうことだったのだと
思うのです。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子の「指差し」がある食事時の様子
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子
ミスタームーンが
食事をする時にだけ発動される
「指差し」。
「指差し」があるのは
食卓にある自分の食べたいものを
食べたい順に指示する目的のみ。
例えば
場所がキッチンで
キッチンにある食材に対して
指差しするようなことは
皆無でした。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の幼児にも「指差し」をする・しないの個人差があるはず
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーンの場合
「食事」時の
「次食べたいものに対する指示」
という限定的な要求の手段として
「指差し」がありました。
これは
全ての「自閉スペクトラム症(ASD・自閉症)」の幼児に
当てはまるわけではなく
そこには個人差があり
ケースバイケース
だと思います。
息子の「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の診断を受ける前に、発達小児科でうけた(「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の)「チェック項目」の1つには、確かに「幼少期に「指差し」をする(した)かどうか?」というチェック項目はありました。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の幼児は「指差し」をしても特徴的な場合がある
子どもの成長(赤ちゃん成長)の
1つのシグナルである「指差し」
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の
幼児の場合
その「指差し」があったり・なかったり
もしくは
息子ミスタームーンのように
特徴的な「指差し」もある。
まるで
目的到達の効率性を意識したかのような
使い方で
非常に限定的に
「指差し」をする場合がある。
このように
経験から
振り返ります。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子「指差し」より「クレーン現象」が超便利
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子
ミスタームーンに
「指差し」がほぼ存在しなかった裏には
「クレーン現象」のほうが
超便利。
ぐらいな
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」独特の
感覚がある(あった)のだろう。
こう
考察します。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子「指差し」の代替「クレーン現象」
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子
ミスタームーンにとって
「指差し」の代替「クレーン現象」は
「意志表示」の手段でした。
赤ちゃんの「指差し」には
意味がある。
・興味を伝えていたり
・関心を引こうとしていたり
・感情を共有していたり。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の幼児は
時に「共感性に乏しい」がゆえ
「楽しい」
「きれい」
「あれ何?」
などと感情を共有する目的での
「指差し」は極力少ないのではないかと
推測しています。
(ミスタームーンの場合は全くなかったです)
そして
「指差し」に代わる手段
「クレーン現象」の意味合いは
息子ミスタームーンの場合
常に
「要求」=意思表示
だったのだと思うのです。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子「指差し」でなく「クレーン現象」が常日頃起こっている理由
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の幼児の特徴として
「クレーン現象」はある場合が多いようです。
なぜ「指差し」ではダメで
「クレーン現象」なのか。
ここは
いつの日か
本人(ミスタームーン)に
語ってもらいたい。
ただ
「クレーン現象」に対応しつづけている側として
感じることは
「指差し」よりも
きっともっと重い
言葉が健常児のように
喋れないミスタームーンの
「意思表示」なんだってこと。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子「指差し」でなく「クレーン現象」の例
「指差し」という方法ではなく
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子
ミスタームーンの「クレーン現象」の様子は
コチラです。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」「指差し」をしないで「クレーン現象」をするパターンだけではない
もちろん
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」でも
「指差し」はあり「クレーン現象」なし
もあれば
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」でなくても
「クレーン現象」をするお子さんもいるのです。
実際に、「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の診断もなく、言葉も喋れているのに、急に「クレーン現象」をし始めて。。。というお子さんがいました。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子は「指差し」よりれっきとした「クレーン現象」派でした
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子
ミスタームーンは
「指差し」でなく
顕著に
「クレーン現象」で
意思表示をしていました。
現在は
小学生になりました。
発話による言葉で
伝えることができない
ミスタームーンにとって
今でも
「クレーン現象」は
健在です。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子「指差し」は訓練してできるようになった
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーン。
「指差し」は
療育で指導を受けて
訓練を積んで
指示に従う形で
できるようになりました。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」「指差し」は自然にするようになるものではなかった【息子の場合】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」 の
ミスタームーン。
先述した通り
「クレーン現象」が
意思表示の代替手段。
「指差し」は
現在通う
「自閉症児専門発達センター」に通うまで
赤ちゃん期の「食事」の状況を除き
まったく目にすることはありませんでした。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子の成長になぜ自然な「指差し」が生まれなかったのか
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーンが
もし療育をうけていな
かったのなら
今も息子の世界には
「指差し」はないのだと思います。
ミスタームーン、今では「Point Out!(指差しして!)」というセラピストの指示をうけて指差しができるようにまでになりました。そこに至る過程には、セラピストの背後からのプロンプトが入り、指差しの方法を教えてもらって、「Point Out!(指差しして!)」と言われたら、対象物に対して指を向けていくんだよ。の段階があり、徐々に「指差し」ってものがどういう事なのか。を訓練により理解したのです。
ですが、実生活では、自発的な指差しよりも、いまだ「クレーン現象」が勝ると感じています。
なぜ自然な「指差し」が
生まれなかったのかは
「表現したい」という気持ちや
「相手と共有したい」という気持ちが
薄かったり
もしくは
そのような気持ちを
持っていたとしても
その感情に同期させていく
「指差し」。
この
とっさのアクションが
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の
特性が故
伴わないのだと思うのです。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子が療育で習得した「指差し」の意義
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーンが
療育の場で
「指差し」を習得した意義に
着目してみたい。
今でも自然にまかせれば
「指差し」よりも
「クレーン現象」が勝る。
でも
「指差し」をすることで
本人(息子)が伝えたい対象物を
指し示すことができるという事実。
このコンセプトを
訓練で
セラピストに教えてもらい
体験として落とし込んでもらえた。
「クレーン現象」が
ミスタームーンにとって
自然な動作だとしても
「クレーン現象」を
受ける側の負担もある。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の子どもは
力のボリューム(強弱)の感覚も
独特で
もうずっと
「クレーン現象」を受け続けている
熟練者の母であっても
我々と強弱の調整が異なる
ミスタームーンの「クレーン現象」に
大きな負担がかかることが
多々あります。
(子どもの体の成長と共に
負担も大きくなります。)
だからこそ
療育現場に限らず
家庭の中でも
「指差し」で解決する場は
「指差し」で解決できるよと
その都度教えているし
ミスタームーン自身も
「指し示す」が応用できることに
・気付き
・やり直すことで
「指差し」で意思表示を
試みています。
たとえ
自発的な「指差し」が自然に伴わず
身に着けた「指差し」が
訓練を積んだ結果として
あるものだとしても
きっと
いつの日か
「クレーン現象」が頻度を減らし
「指差し」で解決できるが増えてくる。
そう信じています。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子「指差し」は指導をうけて習得【伝える手段が増えた事実】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーンは
療育現場の指導のもと
「指差し」を習得しました。
言葉という媒体で
自由に自分の意志を表現できない
ミスタームーンにとって
「指差し」1つでも
表現の世界を広げてくれる
手段なのです。
訓練により習得した
どんな些細な
小さい動作でも
人と人が
一緒に生活をしていく
社会の中で
習得した「指差し」が
相手に不快な痛みや感情をあたえることなく
自分の意志を伝えることのできる
1つの手段だと
必ずわかってくれる。
セラピストも母レイコも
そう信じています。
まとめ
今回のレイコ白書は
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」「指差し」する・しない?【体験談】
・「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子の「指差し」は徹底して限定的だった
・「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子「指差し」より「クレーン現象」が超便利
・「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子「指差し」は訓練してできるようになった
について
お届けしました。
赤ちゃん期に
「指差し」をする・しないで
発達に不安を感じる方も多いはずです。
息子ミスタームーンは
徹底して
「食卓」のみという
限定的な「指差し」でした。
「指差し」でなかったけれど
息子は「クレーン現象」一筋で
一生懸命な意志表示を
していました。
どうぞ多くのママの皆さんが
形はいろいろあるけれど
お子さんの一生懸命なメッセージに
耳を傾けられますように。