「2人の女の子を子育て中の30代ママ。
次女(2歳)の発達に不安を感じています。
もしかすると自閉症??
長女が次女と同じ年齢だったころ
私と一緒に遊ぶことが普通にできました。
次女に関しては、私と遊ぶことにも関心がないどころか
嫌がられている印象さえあります(泣)
楽しそうに笑ってもらったこともありません。
2歳年上のお姉ちゃんとも遊びたがりません。
ママ友に相談したところ
「自閉症の特徴に似ている感じが・・・。
でも男の子のほうが多いから。」って言われました。
女の子の自閉症について
何かエピソードはありますでしょうか?」
こんにちは。
型破りママ☆レイコです。
シングルマザーでも
・海外に住みながら
・自閉症の息子ミスタームーン
・ADHDの娘ミスサンシャイン
子ども達とタッグを組んで
人生を冒険中!
今回のそのお悩み、「レイコ白書」にまとめました。
ミスタームーンの経験から
・「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」は女の子が少ない?【男女比の体験談】」
についてお伝えします!
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子は少ないのか?【男女比について】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子は
男女比において
少ないのか?
この質問に
体験値としてお答えします。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子は男女比において少ない【体験談】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子
男女比をみた場合
その比率は
男の子よりも
少ないといわれがち。
(女性)1:(男性)4
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーンの母として
実際に目にしてきた体験値では
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の
女の子の割合は
かなり少ない印象をもっています。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子に出会う割合 【病院・療育施設】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーンの海外療育の歴史を振り返ると
病院や療育施設などにおいて
息子と同じ
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の児童を
目にする機会がありました。
ミスタームーンが通院してきた病院は
大きい国際総合病院で
医療目的で
諸外国から
医療を受けたい患者さんが来院する
大きな規模の医療施設。
その中でも
2つの大きい医療機関(病院)で
・発達小児科医の受診
・病院内での療育
(グループ療育含む)
を経験してきたのですが
A病院では
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子に
一度も出会うことがなかった。
続く
B病院では
(身体的に)発達の障がいをもつ女の子
には遭遇するものの
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子
は1人。
現在も通う
自閉症児専門の療育センターでは
グループ療育の時間において
男の子が10人
女の子1人か2人の比率。
(人数を制限しているため
男の子の参加希望者は
さらにいる状態)
このような体験値から
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の
男女比に関しては
(女性)1:(男性)4
より
さらに大きな割合の差を
実感しました。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子が少ない要因は単一的なものでない可能性もある
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子が
少ない。
これは
ある条件の下ではじきだされた
統計的な数字のはずです。
アメリカにおける自閉症の男女差
レイコ個人の見解として
可能性として
発達小児外来にそもそも来ていない「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子がいるのではないか? つまり、「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」なのに男女比の確率の中にカウントされていない層が、女児のほうに多そう。
と感じてもいる。
(こう感じる理由は後述します。)
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子 経験上は男女比において少ない
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子は
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」男の子の数と比較すると
「少ない」。
これが
ミスタームーンとの
通院や療育現場で遭遇した風景の
リアルな体験値です。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子の特徴の1つ軽度のオーティズム【レイコの印象】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の
女の子の特徴に関して
実は
レイコの出会ってきた
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の
女の子は
軽度のオーティズム
(軽度の「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」)
しか目にしていません。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子 軽度のオーティズムとは?
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子
特徴の1つとして
「軽度」のオーティズム
こう感じる根拠は
レイコが目にしてきた
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子は
・知的障害がない
・言語的な遅れが目立たない
(全く発話がない子は出会ったことがない)
・社交的なタイプの子もみうけられる
・運動能力でぎこちないタイプの子もいない
グループ療育での様子をみると
群をぬいて
女の子が一歩先を進む
「優等生」にみえるわけです。
(あくまで体験談)
息子ミスタームーンを含め、「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の男の子の場合、ミスタームーンと同様ノンバーバル(発話がないタイプ)、バーバル(発話ができるタイプ)が半々ぐらい、運動能力にぎこちなさがあるタイプもいれば、「てんかん」などの症状を持ち合わせるため、投薬をうけている男児もかなりいました。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子 軽度のオーティズムが故の葛藤
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子
軽度のオーティズムが故の
家族の葛藤があるものなのだなぁ。
こう感じたのも
女の子の自閉症のお子さんをもつ
ご家庭の方々と交流をもてたからこそ。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の程度が
「軽度」という状態は
たとえ
医師から診断を受けていても
自分の子どもは
やっぱり「普通」の子どもよりで
「少し他の子どもとちがうだけ」
「ユニークな特性をもっているだけ」
こういう思考に
どうしても
親やその周りの家族が
おちいりやすいのです。
でも
現実の子ども(娘)の姿と
現実に生じる困難に遭遇すれば
「葛藤」となる。
レイコの身近に、「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子をもつご家族がいます。事実、女の子は軽度の「オーティズム」。でも、療育センターでは、重度の「オーティズム」ミ息子スタームーン(癇癪の塊のような息子)と同様か、それ以上に「感情のコントロールの矯正」に時間をかけられていました。
この女の子のご家族曰く、親戚含め、家族の一員に「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の子どもがいるという事実が重く、正面から受け止められず、まず世間体が気になり、「癇癪」1つとっても、とにかく「静かにしてくれればいい」が第一優先となるので、子どもの言うなりにしてきたということだったのです。(例:騒げば好きなお菓子をあげたりして、一時的にでも静かにしてもらうを優先するそうです。)
「軽度」だからという状態にも
親や家族が
対峙しなければならない苦悩がある。
レイコは
信頼している医師からの「診断」は
正面から受け取るべき事実で
その程度が
「軽度」でも「重度」でも
子ども本人が困っていること
子ども本人が苦手としていること
みえづらくても
当事者ファーストの
当事者の必要としているサポートを
提供することに尽きると
思っています。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子の場合 「軽度」の症状が多い傾向にある【体験談】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子の場合
その症状は
「軽度」のケースが多い傾向にある。
経験上
そう感じます。
一見
普通の健常児と
同じように見えてしまう
事実は
親子ともども
「軽度」が故の
葛藤もあり
女の子の症例が
少ないことによる
不安もあるのです。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子は発見が見過ごされがちかもしれない
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子は
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」であることが
見過ごされがちかもしれない。
早期発見ができないケースが
多いのかもしれない。
これは
レイコの私見です。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子は見過ごされがちで早期発見ができない可能性
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子は
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」であることの
発見・診断が遅れ
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」として
受けとれるサポートが
遅れてしまうケースが
あるのではないか。
こう感じています。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子の診断が遅れる理由【あくまで可能性】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子の
診断が男の子より遅れてしまうのではないか。
つまり
もしかしたら
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」かもしれない
ということに
・気が付いて
・専門医を受診する
ここにいきつくまでに
時間がかかる(遅れる)のではないか。
こう思う理由は
先述した通りで
・男女比において
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子が少ない事実
・「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子の症状が
「軽度」が多い
こういた要素が作用して
家族や周囲の目にとまらない
可能性があると思うのです。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子とのエピソード【早期発見につながらないかもと感じる要素の例】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子との
実際のエピソードを紹介。
レイコとしては
もし相手が
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子なのだ
ということを事前に把握していなかったのなら
きっと
当人が「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」なのだ
ということに
気が付かないと思うのです。
【例1】ソーシャルスキルが備わっている
ある日、母レイコとミスタームーンの姉ミスサンシャインと、運動目的で公園へ向かうと、ミスタームーンの療育センターに所属する子ども達が一斉に屋外トレーニングをしてました。もちろん、ミスタームーンも。
そこに「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子がいて、非常に社交的。自らミスサンシャイン(娘)に歩みよって挨拶してきたり、自転車で追い越すときに、ミスサンシャインに対して声をかけてきたり、一緒に喋りたいオーラを出してくれたりしてくれる。
こういう行動は、「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の子どもの様子としては非常にレアなんですね。ほぼこういう社交的な身の振る舞いは、その他の「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の子どもには見受けられないからです。この女の子は、「普通の健常児」で「人懐こい性格の女の子だね」って思われるはずです。(あくまで体験談)
【例2】競争心が備わっている
ゲームの時、競争の時。「勝つこと」「勝ちたい」こういう感情が、「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」であっても備わっているのが「女の子」で、グループ療育の場で、すごく顕著に表れます。「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子は、ものすごい勢いで勝とうとしますし、「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の男の子は、下手するとゴールラインまできてるのにゴールテープを切らずにその場を立ち去ろうとしたりで、「競争って何?」的な感覚の「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」児が比較的多いです。(ゴールは譲って何が悪いのかな?みたいなね)(あくまで体験談)
このように
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」であっても
幼少期
・ソーシャルスキル(社会性)が
他の子と同レベルのものを
備えていたり
・言葉の遅れもない
となると
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」であることの
発見が遅れるのでは
と考えます。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子は見過ごされがちかもしれないので気を付けてあげてほしいと希望します
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子に
息子ミスタームーンの通う療育現場で会うと
「自閉症ってこと
見過ごされないで
発見してもらえて
よかったね」
って気持ちになります。
ホント
健常児の子どもにみえる子ばかり。
でも
息子ミスタームーンたちと
肩を並べて
今日も
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」女の子たち
一生懸命学んでいます。
まとめ
今回のレイコ白書は
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」は女の子が少ない?【男女比の体験談】
・「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子は少ないのか?【男女比について】
・「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子の特徴の1つ軽度のオーティズム【レイコの印象】
・「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の女の子は発見が見過ごされがちかもしれない
について
お届けしました。
もしミスタームーンが
「ミスムーン」だったら。
「女の子」だったのなら。
自分が出会った
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の
女の子たちのように
症状は「軽度」で
小さい時から
ソーシャルスキル(社会性)が
それなりにあったのなら
きっと
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」だと
幼児期に気が付けない母だったかもしれない。
そう感じます。
ですが
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」は
生まれ持った脳の症状です。
男の子でも女の子でも
生活する中で困りごとが発生したり
明らかに様子が不自然な感じがした際には
早めに発達の専門医にかかることを
お勧めします。
「自閉スペクトラム症(ASD・自閉症)」の女の子も
見逃されることなく
必要なサポートを早くから提供されますように。