「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)の息子のママ30代。
息子には感覚過敏があり
なかなか歯磨きができません。
仕上げ磨きもさせてくれません。
自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)の幼児を持つ母としては
歯医者に通うことも
人一倍体力を使うので
どうにか虫歯を予防したいのですが。。。
何か参考になるアドバイス
経験談があれば
教えてください。」
こんにちは。
型破りママ☆レイコです。
シングルマザーでも
・海外に住みながら
・自閉症の息子ミスタームーン
・ADHDの娘ミスサンシャイン
子ども達とタッグを組んで
人生を冒険中!
今回のそのお悩み、「レイコ白書」にまとめました。
ミスタームーンの経験から
・「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」虫歯と歯医者での全身麻酔治療【母の後悔】
をお届けします。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」やっぱり虫歯にならないのが一番いい【母の反省】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の
お子さんがいる場合
その特性から
「歯磨き」1つとっても
戦場と化します。
ですが
やっぱり
「虫歯にならない」ほうがいい。
「虫歯」を予防する
努力をしましょう。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」虫歯にならないようにしましょう【レイコの失敗談】
お子さんが
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」でも
虫歯にならないように
ケアをしましょう。
私レイコは
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の
ミスタームーンの歯の管理に
大失敗。。。
結果
息子ミスタームーンは
歯の治療で
大変な経験をすることになりました。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」ミスタームーンが虫歯になった経緯
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーン
その幼少期は
癇癪玉のかたまりで
じっとして
口を開けてもらうことなんて
不可能だったのです。
よく、お膝のうえに頭をのっけて仕上げの歯磨きってやってあげますよね。歯ブラシをもった母の膝にミスタームーンの頭がのった経験は皆無(泣)。
かろうじて試みたダメダメな歯ブラシのスタイルは、ミスタームーンの癇癪がない時をみはからっての歩行中の歯ブラシのみ(真似をしてはいけません)。
うがいができないので、食後には必ず水を飲んでもらって予防線を張っていたというお粗末な管理でした。
癇癪がひどく、怒りんぼのミスタームーンと一日中バトルし終わった一日の最後に、「パワフルに暴れる息子を押さえつけてでも、歯の仕上げ磨きする」こんなパワーとても残っていなかったのです。
4歳のある日
ミスタームーンのいくつかの歯が
黒くへこんでいることを
発見。
血の気が引いて
「後悔」と「ごめんなさい」が
一気にこみ上げてきました。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」ミスタームーンの虫歯を防ぐ術はあったのか?【当時に戻れるのなら】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーン
もし
あの当時に戻れるのなら
どんな工夫
どんな試みをしたら
虫歯を防ぐことができたのか。
考えてみたいと思います。
【対策①:家族の協力を得て歯をみがく】
レイコは完全なるワンオペで
子どもとの日常が進行中
大人の協力者の存在は
ゼロだった。
でも
もし
家庭のなかに
最低もう一人分の大人の手があったのなら
一日一回でもいい
協力してもらうことで
癇癪と戦いながらでも
きちんと
歯を磨くべきだったのだと思う。
【対策②:フッ素配合のマウスウオッシュ】
こんな商品があれば
と希望をこめて。
感覚過敏の
「自閉スペクトラム症(ASD・自閉症)」でも
抵抗感なく使用できる
無味無臭の
フッ素配合マウスウオッシュ
(子供用)
のような商品が
当時の生活にあったのなら
ワンオペで
すごい癇癪の持ち主の息子を
ロックしながら歯磨きが
できない母でも
オーラルケアに貢献する
「お水のような成分でのうがい」練習
の試みだったのなら
なんとか
頑張れたのではないか。
当時ミスタームーンは
「うがい」もできなかったし
マウスウオッシュも
警戒して
頑なに拒否したはず。
ですが
それでも母として試みる
自閉症児の歯の管理としては
挑戦できたんじゃないか。
って思います。
感覚過敏の子どもの
オーラルケア商品が
もっと今後開発されることを
切に願います。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」虫歯にさせないができれば苦労しないという意
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の児童を
虫歯にさせない。
これが
簡単にできれば
苦労しないよ。
って意見
ホント
当事者として
同感。
私レイコは
どんな理由を重ねても
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーン幼少期の歯の管理を
適切にしてあげられなかったのは事実。
ですが
後述する
ミスタームーンの
歯の全身麻酔治療経験は
まだ小さい子どもなのに
息子が経験せざるを得なかった
・痛み
・苦痛
・恐怖
・不安
やっぱり
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」のお子さんには
同じ想いを
してもらいたくないって
思うのです。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」癇癪と戦っても虫歯を予防しよう
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」 の
お子さんが家庭にいる場合
どうか
強い意志をもって
「虫歯予防」を心がけてください。
自分以外の大人の手を借りて
毎日が無理だったら
1日おきでも
2日おきでも
週末の集中ケアでも。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の
子どもが
その特性が故
自分で歯磨きが
できないこの期間を
なんとか
乗り切ってほしいです。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子の歯医者さん初受診【全身麻酔治療をすすめられる】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
初めての歯医者さん受診。
歯の状態と
そして
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」児としての
息子の状態をみて
「全身麻酔治療」を
提案されました。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」虫歯を作ってしまった代償は酷だった【全身麻酔による歯科治療】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」 の息子
ミスタームーン。
歯磨きが適切にできていなかった
代償は
非常に酷なもので
11本の乳歯が虫歯と判明。
中でも状態のひどい虫歯は、これから生え変わる永久歯にまで侵食しているという
信じがたい状態(泣)。4歳にして神経治療をすることに。。。
小児専門の歯医者さん
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」 の息子
ミスタームーンのことを想い
「全身麻酔をかけて
一気に「手術室」で治療する」
の提案でした。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」 息子の治療が「全身麻酔治療」になった理由【メリット・デメリット】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーンの歯科治療が
「全身麻酔治療」となった理由はこうです。
【メリット①:「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」 の息子に対する負担(苦痛)を軽減できる】
↓
虫歯の数も
症状の深刻度も大きく
通院回数が多くなる治療は
・ミスタームーンにとっても
・母にとっても
そして
・歯医者さんのチームにとっても
大きな戦を
幾度も経験しなければならない
を意味していました。
「全身麻酔治療」のメリットは
半日の集中治療で
11本の歯全ての虫歯治療を完治できる点。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーンの歯科治療が1日で終わる。
このメリットは非常に大きかったのです。
当時のミスタームーン、「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」 の特性が故、新しい場所、新しい物事、全くうけつけない状態。
では、なぜ歯医者さんの治療室の前まで来れたのか?
それは、ここが毎日療育を受けていた病院の、(偶然にも)いつも通うスペシャルニーズチャイルドセンターと同じフロアに、たまたま歯科があったからなのです。
名前を呼ばれてから受診するまでは、予想通りの前哨戦。
診察室には入ってこれず(暴れる息子をひきずりながら入室 ほんと息子は怪力坊や、パワフルすぎて、母の筋力・体力をつけないと今後も歯が立たないと感じたもの)、歯医者さんに加え総勢5人のアシスタントが動員され、もちろんレイコも参戦。
計7人の大人を動員でやっと診察台にミスタームーンを固定できてる状態(汗)。
癇癪&パニック状態の息子のパワーはもう言葉で言い表せません、、、母もスタッフもヨタボロで。。。ほんとすごい惨劇でした(泣)
こんな状況から明確な答えは1つ。
息子の場合、治療回数は少なければ少ないほうが良いということ。
【メリット②:歯医者さんが治療に集中できる】
↓
歯医者さんが
治療に集中できる。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーンの場合
麻酔で眠ってもらわなければ
治療に集中どころか
治療が不可能だったはず。
(暴れ方がすごいので)
【デメリット①:治療費(全身麻酔の費用)が高い】
↓
海外での医療受診は
高額。
その中でも
歯科は別枠で
一般的な海外旅行医療保険の対象にならない
のです。
歯科受診自体が
金銭的な
デメリットですが
麻酔医師の費用が
さらに高額で
ダブルで重なるデメリット
でした。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」歯医者での「全身麻酔治療」当日の様子
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」 の息子
ミスタームーン
歯の「全身麻酔治療」当日の回顧録。
【朝食なし 朝8:00に歯科オペ室へ】
先日の診察室とまた違うオペ室の治療とあって、もちろん入室拒否。
院内スタッフ5~6人で息子の体を担ぎながらオペ室治療台へなだれ込み、わめき散らすミスタームーンに吸入麻酔薬のマスクがあてがわれて数秒、皆さんを蹴散らしていたミスタムーンの足がくたーっと力をなくす瞬間を目にして「あっ、麻酔ってこんな風に効いちゃうんだ」と心に突然穴があいたような状態の母。
そこから3時間ほどの全身麻酔治療へ。
⇩
【前歯の乳歯が抜けそうです。どうしますか?】
全身麻酔治療中 歯医者さんの先生がオペ室を抜けて母のもとへ。
実は、虫歯治療をしている最中、ミスタームーンの前歯の乳歯が上下ともぐらついていて、近い将来、永久歯と入れ替わるとのこと。
虫歯治療よりも抜歯にしますか?という相談だった。
上の前歯も下の前歯そろっての抜歯は、笑ったときにちょっと間抜けな感じになってしまう「外見」というものを気にするのか。
それとも、「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」 であるという観点から、もう抜けてしまうものなので、歯が生え変わるという部分、今処置してしまいましょうか?という歯医者さんの配慮。
突然決めなければいけなかったけど、母はミスタームーンの歯が生え変わる時に起こるかもしれないパニックを想定して、「抜歯」を選択。
⇩
【全身麻酔治療が無事終了】
治療内容は以下の通り。
虫歯による抜歯:4本
永久歯生え変わり間近の抜歯:2本
フィリング:7本
神経治療:1本
⇩
【母 リカバリールームへ向かう】
息子ミスタームーンは「麻酔が覚めるまでリカバリールームで寝ています」とのこと。
起きるまでそこで待機してくださいねといわれ向かった別館のフロア。
すると聞こえてくるのは、すでにご立腹で怒りを爆発させるミスタームーンの叫び声。
全身麻酔の副作用で「気持ちが悪いはずです」なんて言われていたのもなんのその。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の特性は、はるかに麻酔の副作用の上をいき、腕にまだ刺さっている点滴の針は力ずくで抜き取り、なだめてくれる病院職員の白衣は息子の点滴箇所から吹き出る血で染まっている始末。。。
全身麻酔にかかっていた数時間の静けさから、あっという間に日常に逆戻り。癇癪MAX状態のミスタームーンは、たくさん泣きじゃくって怒り爆発で。
でもそうだよね、大変な経験をさせてしまったよね。と、ただただ母は反省・後悔の気持ちでいっぱいでした。
でも、息子と母を救ってくれたのは、尽くしてくれる病院スタッフの皆さんの優しさ。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」のミスタームーンの癇癪&パニックが原因で、たたかれたり蹴られたりするのに、皆さんずーっとミスタームーンをよしよしってなだめてくれるのですから。
本当に親子ともども、この病院では救われっぱなしでした。
⇩
【会計を済ませて帰宅】
6本も抜歯をしたにも関わらずいつもと変わらない様子で過ごせるミスタームーン。
日常でも感じるミスタームーンの特徴の1つに、「痛み」という要素があります。
「痛み」に対し、良く言えば「強い」し、悪く言えば「鈍感」。
息子は言葉が話せないことから、「痛み」を察することには人一倍気をつけてきています。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」 歯医者での「全身麻酔治療」の選択肢はマストなのか?
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」
だったのなら
すべての子どもが
歯医者で
「全身麻酔治療」をすすめられるかというと
そうでもないはずです。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」
という言葉でくくられても
やはり
十人十色の世界。
感覚過敏をそれほど
伴わない自閉症児もいれば
もの静かな性格で
診察台に自分だけで座れる
診察台に親と一緒なら座れる
そんな自閉症児もいます。
息子ミスタームーンが直面した
虫歯治療は
治療箇所が多く
本人の治療負担も大きい。
・通院して治療する頻度
・通院して治療するにかかる労力
総合的に判断すると
「全身麻酔治療」が最善だったと
思っています。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」 歯医者での全身麻酔治療の選択は息子の場合ベストチョイスだった
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーン。
当時4歳の彼が
半日という時間で
11本全ての虫歯治療を
終えることができたこと。
最善の選択だったのだと
思っています。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」で
ひどい癇癪持ちの息子に対して
常に優しさとまごころで
医療を提供しつづけてくれた
病院内のすべての関係者に
感謝しきれません。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」歯医者での全身麻酔治療の翌日【番外編】
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーン。
歯医者で
全身麻酔治療を受けた翌日。
同じ院内
毎日通う
スペシャルニーズケアチルドレンセンターでの
療育の予約が入っていました。
6本の抜歯。
合計13本の歯の治療をした翌日に
果たして
いつもの療育メニューを
こなせるのか?
と懐疑的な母。
ですが
心配ご無用とはこのこと。
まあ
これが
いつも通りのミスタームーンで
癇癪もちゃんと爆発させながら
療育こなすんです。
す、すごい。
(歯の痛み止めの薬などは、もちろん服用できていません)
前歯上下ともない状態で
いつものミスタームーンが
療育にやってきたことに
療育チームのスタッフもビックリ。
院内同じフロアにいる
昨日お世話になった
歯科のチームもビックリ。
「あの内容の治療が昨日のことなのに
今日普通に療育こなしてるんですね。。。(汗)
すごいです~・・・。(汗)」
って歯医者さんの先生に
褒められたミスタームーンでした。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子ミスタームーンの痛みに対する耐性が、やっぱり一般的な人々の感じるものとは違うんだろうなと再確認する出来事でもありました。
まとめ
今回のレイコ白書は
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」虫歯と歯医者での全身麻酔治療【母の後悔】
・「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」やっぱり虫歯にならないのが一番いい【母の反省】
・「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」息子の歯医者さん初受診【全身麻酔治療をすすめられる】
・「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」歯医者での全身麻酔治療の翌日【番外編】
について
お届けしました。
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の息子
ミスタームーンの幼少期
歯の管理ができなくて
結果
「全身麻酔治療」という
大掛かりな
歯科治療をさせてしまった
私レイコの後悔と経験談が
どうか
「自閉スペクトラム症(自閉症・ASD)」の
お子さんをケアする皆さんの
参考となりますように。